SIPは、金融系を中心とした日本のVC会社のなかで、独立系VC会社として、事業戦略に対する目利きとハンズオン能力を備え、アーリーステージのベンチャー企業に投資していく方針をもった数少ないグローバル・スタンダードのハンズオン・ベンチャーキャピタルです。
アーリーステージ・ベンチャー企業への投資の成功要素とは、(1)技術・ビジネスモデル評価、(2)大手企業との提携ハンズオン・サポート、(3)マイルストーン投資による資本力のサポートが重要な要素であるが、(1)目利きによる投資先の選別、(2)ハンズオンによる支援、(3)VCネットワークによる投資サポート により有望なベンチャー企業のニーズに応えます。
特定非営利活動法人日本MITエンタープライズ・フォーラムは、米国MITのテクノロジーシードインキュベーション手法をMITとスタンフォードの卒業生が中心に日本で活動するインキュベーション支援活動です。2008年は、財団法人ベンチャーエンタープライズセンターと共同で、第8回ザ・ビジネスプラン・コンテストを実施しています。2009年はさらに神奈川県のNPO法人ベンチャー支援機構TSUNAMIと提携し、第9回ビジネスプランコンテスト・イン・ジャパン(BPC9)を開催予定です。


ステージ論:アーリーステージ・ターゲット
■ベンチャー企業の企業価値が高まるのは、4つのフェーズ

シード段階のベンチャー企業はプロダクトの開発フェーズにあり、そのプロダクトがどのようなレベルに仕上がるか、また、最終ターゲット市場がどれほどの規模であるかが不明確であり、成功確率としては3~5%といったリスクの高い段階です。また、このステージの社長はプロダクト開発に長けていることが重要ですが、その資質の高い社長がアーリーステージ以後の大手企業との事業提携やマーケティング・販売・営業に必ずしも長けているとは限らないため、経営者の資質そのものがリスク要因になりえます。
一方、レイターステージは、既に黒字化し経営の安定度はシード・アーリーステージよりもはるかに高いものの、株価評価の問題などから必ずしも高いリターンを得ることは難しく、ベンチャー企業への株式投資としては高いROIを得ることが難しいといえます。
アーリーステージの企業のベンチャー企業とは、既にプロダクト開発が完了しており、最初のユーザーがプロダクトを利用している段階でありながら、顧客の数が十分でないためにいまだ赤字の経営状況であるベンチャー企業のステージをいいます。SIPはこのステージのベンチャー企業のなかからプロダクトとしてイノベーティブな製品を提供しているベンチャー企業を選び出し、このプロダクトに最適な販売チャネルをもつ同分野の大企業との事業提携を支援し、投資先ベンチャー企業のエマージング・グロースの輩出を推進させます。また、大企業との事業提携・資本提携の支援は、成長阻害要因が生じたときにも提携先大手企業からの支援・M&Aなどによりダウンサイドのリスクについても回避することが可能となります。
SIPは、アーリーステージのベンチャー企業が商品販売のテイクオフをはじめ、販管費を超え、エマージング・グロースを大企業との提携により、システマティックに戦略化することで投資のリスクヘッジを戦略化しました。一方、更なる高パフォーマンスのファンド運営を狙うためにビックサクセスを生み出す戦略を以下のように考えています。
ベンチャー企業が商品開発したプロダクトはコア・プロダクトと呼ばれるイノベーター層に受けいれられるプロダクトです。SIPのハンズオン手法は、このコア・プロダクトを大衆ユーザー層に受け入れられるホール・プロダクトに商品として進化させ、大手企業のもつ販売チャネルに商品をのせることでエマージング・グロースを輩出していきます。

SIPは、キーマンの豊富なビジネス経験から各分野の大手企業の事業ラインと深いリレーションをもっています。ベンチャー企業にとって、大手企業への売り込み提案のパイプは容易ではありません。SIPは自らの紹介ルートにより、ベンチャー企業を大手企業への適格な担当ラインに紹介、トップレベルからフォローアップをすることができます。
各事業分野における日本のマーケット成長率が鈍化していくなか、プロダクト特性ごとに海外マーケットがエマージング・グロースの鍵になるケースが拡大してきております。SIPのハンズオン戦略は日本市場のアプローチに留まらず、欧米や成長著しい中国市場への展開をサポートすることも促進します。